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「富士フイルムホールディングス」は、いったん合意していた買収を破棄されたアメリカの情報機器メーカー、「ゼロックス」に対し、契約違反だとして日本円にして1100億円以上の損害賠償を求める訴訟を起こしたことを明らかにしました。

「富士フイルムホールディングス」は、ことし1月、「ゼロックス」を買収することで合意し、子会社の富士ゼロックスと経営統合させる計画でしたが、「ゼロックス」側が5月になって大株主の反対で合意を破棄すると発表しました。

これについて富士フイルムは18日、正当な理由もなく買収の契約を破棄することは契約違反だとして、ゼロックスに対して10億ドル以上、日本円にして1100億円以上の損害賠償を求める訴訟をニューヨーク州の連邦裁判所に起こしました。

富士フイルムは、「両社それぞれが適正なプロセスを経て協議された買収であり、未来にとって最もよい選択肢だと考えている」とコメントしています。富士フイルムとしては当初の計画どおり、買収を進めたい意向ですが、今後の交渉は難航が予想されます。

ソース元
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180619/k10011484801000.html?utm_int=news-business_contents_news-main_001